小さじ1ぱいぶんくらいのささやかな幸せ

小さじ1ぱいぶんくらいのささやかな幸せに感謝しながら生きています

興聖寺②~伏見城遺構の血天井~

興聖寺①の続きです。


法堂の前の廊下は鴬張りの廊下になっていて
歩くと軋む音が鳴るような仕組みの造りになっています。


そして天井は伏見城の遺構を用いて建立されており血天井になっています。
白く〇があるところに写真ではわかりづらいですが
手形と足型が残っていました。


血天井とは戦国時代の戦いの後に戦国武将の血痕の残った建物の床板などを外して
供養のために寺に移し天井にしたものです。
伏見城の遺構の血天井は京都のいくつかのお寺にありますが
興聖寺にもありました。


宝物殿には聖観音菩薩立像がおられます。


源氏物語宇治十帖の手習いの杜に祀られていたといわれていて
手習観音とも呼ばれています。


宝物殿のおくには天竺殿があります。


天竺殿には淀藩主であった永井尚政一族の像などが祀られています。
興聖寺の伽藍の建立など寄進をされていました。


開山堂には道元禅師や歴代の住職が祀られていて老梅庵と呼ばれています。


興聖寺は道元禅師が日本で初めて開かれた禅宗寺院です。
道元禅師が梅の花を好まれたことから老梅庵と名付けられたそうです。


興聖寺③へ続きます。